画像:本との出会いは新しい世界の入口。“自分らしい本の楽しみ方”をぜひ、みつけてください

PEOPLE

本との出会いは新しい世界の入口。
“自分らしい本の楽しみ方”をぜひ、みつけてください

たまプラーザ テラスの2フロアを有する有隣堂。大人から子供まで知的好奇心を刺激する本がぎっしり。有隣堂に立ち寄れば、いつも何か新しい世界に出会える予感。今回のPEOPLEでは、この4月で勤続35年を迎える本のプロフェッショナル 高樋さんに本を読むのが苦手な人でも思わず本を読みたくなる“自分らしい”本の楽しみ方を教えて頂きました。

画像:有隣堂」でお仕事を始めたきっかけを教えてください。

「有隣堂」でお仕事を始めたきっかけを教えてください。

小さい頃からとにかく本が好きでした。書籍に関わる仕事に就きたくて書店に就職しました。有隣堂に入ったのはたまたまでしたが、社風が自分に合っていたのか、4月で勤続35年になりました。これまで、文庫・児童書・学習参考書などさまざまなジャンルを担当して参りましたが、その都度、新たな本の魅力に出会い、あっという間の35年でした。現在は、店長なので仕事はマネジメントが中心です。地元で長く愛される書店を目指して、スタッフと共に日々奮闘しています。

画像:高樋さんの“BOOK LIFE”をぜひ教えてください。

高樋さんの“BOOK LIFE”をぜひ教えてください。

本を読まない日は、365日のうち1日もありません。仕事の休憩時間や寝る前のひとときが読書の時間です。たまプラーザに来る前は、通勤時間も貴重な読書の時間でした。家族全員、本が大好きなので、自宅にはおよそ数千冊の本があり、本に囲まれた生活です。本を選ぶ時は、表紙を見て選びます。面白い本は表紙を見ただけで本当に分かるんです!具体的には言えないのですが、表紙や帯・タイトル・装丁などから訴えてくるものを読み取って、「売れる本」を当てることができます。何を読むか迷っている方は、ぜひ書店で表紙のインスピレーションで手に取ってみてください。

画像:本が苦手な人へ高樋さん流 本の楽しみ方を教えてください。

本が苦手な人へ高樋さん流 本の楽しみ方を教えてください。

あっという間に読み終えてしまう本もあれば、面白くて読み終えるのがもったいなく数ページずつ味わいながら大切に読み進める小説もあります。私は、児童書担当になった時に、初めて読んだ絵本や児童書がかなりありました。むしろ大人になってからその魅力に気付きました。絵本は、文字は少なく伝わりやすくまとめてあるので、苦手な方でも読みやすく、大人になって読むと新たな世界が味わえます。例えば、お子さんやお孫さんと一緒に読んで見ることも良いかもしれません。

高樋さんのオススメの本

画像:高樋さんのオススメの本

(左)「消えた女 」藤沢周平 新潮文庫 ・・・時代小説の名手、藤沢周平が遺した捕物帳の一品。最後の一行がいつまでも心に残ります。

(中)「殺人者の顔 」ヘニング ・マンケル 創元推理文庫 ・・・スウェーデンを舞台にした警察小説の第一作目。ライトノベルが多くなり、口当りの良い小説ばかりが増えてきましたが、本書は大人の鑑賞に堪える骨太なミステリー。

(右)「火山のふもとで 」松家 仁之 新潮社・・・読み終えるのが惜しい!小説を読む楽しみを体現したような一冊。休日にゆっくり読んで欲しい上質な物語。

PROFILE

画像:YURINDO|有隣堂 高樋さん

YURINDO|有隣堂

高樋さん

25年前、たまプラーザ店の一担当者として勤務。テラス出店時に副店長に。
現在は、店長として勤務。

画像:有隣堂

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《ゲートプラザ1・2F》

有隣堂

TEL.045-903-2191

http://www.yurindo.co.jp/

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